川崎市殺傷事件から一夜明けて

川崎市殺傷事件から一夜明けて、放課後等デイサービスの仕事をしているので、今日、各小学校に子供達を迎えに行ったところ、どの学校も校門周辺に警察官がおり、警戒している様子であった。今回の事件が、社会に大きな衝撃を与えた事件であることを改めて実感した。

犯人に関する報道の中で、引きこもり傾向であったことが公表されているが、かなり孤立した状況にあったのではないかと思われる。孤立した状況にあったことは今回の事件の大きな要因の一つではないかと思う。誰しもが自分独自の内的世界を持っているが、他者と交流することによって、ある程度周囲とのバランスを保っている。犯人は心や考えを通わせる相手もなく、孤独の中で、ネガティブな思考を増幅させて行ったのではないかと考える。

本人のコミュニケーション能力や認知の偏りから難しい面もあったのではないかとも思うが、誰かに気持ちを打ち明けて、受け止めてもらえる人がいれば、極端な行動に走り、今回のような悲惨な事件を起こす前に止められたのではないかと思ってしまう。